『リメンバー・ミー』では、特に「マリーゴールドの橋」として有名な「マリーゴールド」の花。これも単に綺麗だから選んだというわけではなく、ある元ネタから着想を得ています。
当記事では、その元ネタや「マリーゴールドの橋」の橋について詳しく解説しています。マリーゴールドが使われた理由や橋について気になる方はどうぞ寄ってってください!
マリーゴールドの橋
『リメンバー・ミー』(2017)には、マリーゴールドでできたいくつもの橋、いわゆる「マリーゴールドの橋」がでてきます。そのきらびやかなオレンジ色でできた橋は、文字通り全てマリーゴールドで出来ており、一瞬で目を奪われてしまいます。
「マリーゴールドの橋」は、広告などでも使われているのを目にすることができ、まさに『リメンバー・ミー』の象徴といっても過言ではありません。
橋を渡る条件
「マリーゴールドの橋」は、特に“死者の国と生者の国を繋ぐ”役割を果たす橋として、作中でも多くの死者が橋を渡っています。
ただし、死者の誰しもが「マリーゴールドの橋」を渡るかといえばそうではなく、橋を渡るためには、生者の国で誰かがその人の写真を祭壇に飾ってもらわなければなりません。もし、写真が飾られていなければ、橋そのものに渡るのを拒否されます。
作中冒頭、ヘクターも何とか「マリーゴールドの橋」を渡ろうとするも、結局、橋に埋もれて渡れず仕舞いでした。
花びらで許しをもらう
作中、ミゲルが生者の国へ帰るためには、家族からの「許し」を必要とします。「許し」とは、家族の誰かがマリーゴールドの「花びら」を持って、許しを唱えるといったものです。また、許しを唱えると、マリーゴールドの「花びら」は光り輝きます。
死者の国において、マリーゴールドは力のある特別なものであることがよく分かる部分です。
実際の「死者の日」でも大量の「マリーゴールド」が使われる
元々「死者の日」とは、メキシコで開催されている実際の祭りを題材にしたもの。さらにいえば、死者の国と生者の国をつなぐという「マリーゴールドの橋」の設定も、元をたどればこのお祭りから着想を得ています。
そして、実際の「死者の日」もまた、大量の「マリーゴールド」が祭壇に飾られます。マリーゴールドは、「死者が生者の国へ来る際、道に迷わないようにするための道しるべ」という意味を持つと言われ、この点は映画と同様であることが分かります。
また、実際の祭りでは、マリーゴールドの他にもケイトウの花や、パン、サトウキビ、柑橘類、ヒカマなどといった食べ物も、たくさん使用されます。
ちなみにガイコツがメインとなるこの祭りでは、ガイコツに扮したいわゆるコスプレやアクセサリーなどを多く目にすることができます。その光景は、まさに映画で目にした「死者の国」です
まとめ
マリーゴールドの橋は、とにかく綺麗で筆者も目を奪われました。最近の映像技術は本当に凄いと思います。エンディングあたりでは、マリーゴールドの橋で感動シーンもあるのでお見逃しなく!
あと、メキシコの実際の「死者の日」に行って生レポしてみたいです!(笑)
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