ディズニー映画『美女と野獣』の実写版とアニメ版との比較で、筆者が特に気になった違いを7つほど上げています。極力ネタバレしないように書いたつもりなので、まだ映画を見てない方もぜひ1度はご覧になってください。
1.魔女が登場
実写版に登場する魔女は、まず真っ先に挙げられるアニメ版との違いです。
アニメ版では冒頭のナレーションにおいて、その存在が確認できただけで、キャラクターとしての登場はありませんでした。
これに対し、実写版では魔女が村人に身を隠しながらも、幾度となく登場しています。魔女だということは、エンディングで明らかにされます。
王子を野獣に変える魔法をかけた魔女。実写版では、わずかながらもその実態を知ることができます。
魔女については以下の記事もご覧ください。
2.王子の過去にまつわるエピソード 両親の話も
実写版では、王子がなぜ傲慢な性格になったのか、そのエピソードが語られています。さらに、エピソードでは、王子の父と母についても語られています。
王子が、あのような性格になったのも実は深い「ワケ」があったのです。
3.ベルの母親
アニメ版は、単にベルと父親は2人暮らしをしており、それ以上のことは語られていませんでした。
かたや実写版では、おそらく多くの方が気になっていただろう、ベルの母親がどういう人物だったのかがついに明らかにされます。
なぜ、村のやや離れにベルたちは住んでいたのか、涙ものです。
4.ベル 「パリ」に行く!
ベルが“ある方法”によって、なんとパリへ向かいます!
なぜパリなのかは、映画をみればすぐ納得!ベルは、そこで意外な事実を知ることになります。
ちなみにこのシーンが、ビル・コンドン監督曰く「コクトー版(実写版『美女と野獣』(1946))にある魔法の手袋をもとに」したとのこと。
5.ガストンとベルの父親が一緒にベルを捜索
ベルが身代わりとなって、城から追い出されたベルの父親は、ガストンのいる酒場の者たちに、ベルの助けを求めます。
アニメ版では、ここで笑いものにされて終わりです。
ですが実写版では、ガストンが相棒ル・フウをつれて、ベルの父親とともに1度はベルを捜索しに森へ向かいます。
ベルを捜索しにいった3人は果たしてどのような行動をとるのか?ここでやはりガストンがやらかします。まあ、ヴィランズですし。
6.父親とベルの捕られ方が違う
物語終盤、ベルとベルの父親は、ガストンたちに閉じ込められてしまうのは、共通しています。ですが、その閉じ込められ方と脱出方法が違います。
アニメ版だと、「地下室」に閉じ込められるも、こっそりベルについてきたチップによって、そこから脱出します。
実写版だと、「馬車」に閉じ込められます。そして、脱出の際にもチップはおらず、ある方法によって馬車から出ます。
7.新キャラ「マエストロ・カデンツァ」
筆者的には、一番に気になった部分です。筆者的は、最初見たとき、あんなキャラいたっけ?と疑問に思いました。調べてみるとやはり新キャラでした。
そのキャラクターとは、「マエストロ・カデンツァ」。実写版で新たに登場したハープシコード(チェンバロ)のキャラクターです。
姿が変わる前は音楽家だった彼には、オペラ歌手「マダム・ド・ガルドローブ」を妻に持ちます。妻のほうは、アニメ版にも登場していた、「衣装たんす」です。
最後の合戦では、2人の息の合ったコンビネーションが見られます。
まとめ
アニメ版に比べて時間が長い実写版のほうが、当然ながら追加要素が多いです。また、細かな違いは上げればキリがありません。ベルの父親の職業が芸術家など。それはぜひ自分で探してみてください。
正直、筆者は実写版にあまり期待はしていませんでしたが、意外にまとまっていて、楽しく見ることができました。さすがに絶賛とまでは行きませんでしたが。今後、ディズニーの実写化あれば、とりあえず見ようかなと思いました。
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