『ブラザー・ベア』に登場するトーテムとは?当記事で詳しく解説しています。
また、以前に見てまた気になった方もおさらいの意味を込めて、ぜひご覧ください。
「トーテム」とは?
『ブラザー・ベア』の「トーテム」とは、主人公キナイらの狩猟民族が成人を迎えた日に渡される一種のお守りみたいなもの。
そしてこのトーテムには、何かしらの意味が託されており、その象徴となる動物の彫刻が彫られています。そして、トーテムを受け取ったその日からは、そのトーテムに従って生きていくのが、その村のしきたりです。
ただ、どんなトーテムが与えられるのかは、あくまでもグレイト・スピリットの意思であり、何故そのトーテムが選ばれたのか理由は告げられません。
そのため、キナイは村のシャーマンであるタナナから「愛」を示すクマのトーテムが渡されるも、当初は落胆しています。
また、トーテムはキナイ以外にも、兄のシトゥカには「導き」を示す鷲のトーテム、「知恵」を示す狼のトーテムが渡されていることからも、民族の一人一人にトーテムが渡されていることが分かります。
兄のシトゥカに限って言えば、デナヒとキナイを見守り導くことこそが、まさに自身に告げられた生き方なのだと、自分なりの答えを出しています。
現実世界でのトーテム
作中でのトーテムは、ある種のアクセサリーみたいな小さなものでしたが、現実だとその様相は多岐にわたります。
何でも、トーテムとは、本来「特定の集団や人物、「部族」や「血縁(血統)」に宗教的に結び付けられた野生の動物や植物などの象徴」、あるいは「元々その部族・氏族などと特別の関係にあると信じられる動植物・自然物。また、それを造形化した記号」なのだとか。
ようは、動物や植物もしくは自然物を、宗教や家族の象徴として結び付けたもののことです。また、「造形化した記号」とあることから、それは何もモノでなくてもよいことが分かります。
『ブラザー・ベア』だと、クマのトーテムは宗教的な意味合いとして「愛」と結び付けていると考えれば分かりやすいのではないかと思います。
また、皆さんよくご存じのトーテム・ポールは、宗教的な意味合いはないものの、家族の出自や家系、何かしらの物語を示すという点において、これもやはりトーテムになるとのこと。
トーテムは、世界のいたるところにあるので気になる方は調べてみてください。はっきりいって、トーテムは調べだすとキリがありません!
まとめ
『ブラザー・ベア』のトーテムは、成人を迎えた人がグレイトスピリッツの意志より手渡されるお守りみたいなもので、トーテムには何かしらの意味とその象徴となる動物が彫られています。
筆者だとどんなトーテムが渡されるのか少し気になります。できればネズミ。(笑)
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