既に多くの方がご存知かと思われますが、ピエール瀧の逮捕により『アナと雪の女王』のオラフ役の声優は新たに交代する事態となっています。そこで今回は、ピエール瀧の事件発生からその後の声優の交代劇までを時系列にして分かりやすくまとめてみました。
いつ事件が起きて、どのタイミングで声優が変わったのか? 今回の騒動についてより詳しく知りたい方は、どうぞ寄ってってください!
事の発端はピエール滝の逮捕
見出しの通り、今回の騒動の発端は、『アナと雪の女王』(2013)の日本語吹替でオラフ役の声優を務めたピエール滝(51)の麻薬取締法違反による逮捕から始まります。事件は2019年3月12日午後11過ぎに発生しています。
ピエール瀧といえば、アナ雪に加え、その後を描いたスピンオフ作品『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』(2015)、『アナと雪の女王/家族の思い出』(2017)にも出演し、さらに事件発生年の2019年に公開予定の『アナと雪の女王2』(2019)の出演もほぼ決定的と目されていた人物です。
事件の詳細については、ここで深くは取り上げませんが、麻薬取締部がピエール瀧に採尿検査を実施し、コカインの陽性反応が出たことから逮捕に至っています。
ディズニー側は声優の交代を発表
ピエール滝の逮捕による影響は計り知れず、当時彼が出演もしくは出演予定だったTV番組や映画などは全て打ち切り・中止に事態に発展します。
そして、アナ雪とてその例外とはならず、オラフ役の声優を代えることをディズニー側が公式サイトにて2019年3月13日の事件翌日に発表。さらにアナ雪のDVDとブルーレイがセットになった『アナと雪の女王 MovieNEX』の販売も同年3月13日付けで生産・販売終了の事態に陥っています。
当然ながら、この事件により『アナと雪の女王2』のオラフ役の声優は一旦、白紙となっています。
また、ディズニーキャラクターたちが集うTVゲーム『キングダムハーツ3』(2019)に出演していたオラフの声優も今後は改めると「スクウェア・エニックス」も、このとき発表に至っています。
このようにピエール瀧の逮捕は、ディズニーだけをとってみても多大な影響を及ぼしていることがはっきり分かります。ちなみに今回のピエールの逮捕による被害総額は、およそ30億円に上るといわれています。
その後は新たな声優発表と吹替の変更
オラフ役の声優交代が発表されてから新たな代役が判明したのは、事件発生から約3か月後となる2019年6月21日。
この日、ディズニー作品の配信サービス「Disney DELUXE」の公式サイトでは、「アナと雪の女王」、「アナと雪の女王 エルサのサプライズ」、「LEGO アナと雪の女王 オーロラの輝き」、「アナと雪の女王/家族の思い出」、4作品のオラフ役の声優表記がピエール瀧から武内駿輔への変更がなされ、この段階でオラフの声が新たに代わっています。
ただ、ディズニーおよび武内駿輔はこのとき、この表記の変更に対し「何もお答えできません」とあくまで黙秘をつらぬいています。
そして、約1ヶ月後となる2019年7月24日には、声優が武内駿輔に差し替えられた『アナと雪の女王 MovieNEX』の販売が再開されています。
以上の流れから、『アナと雪の女王2』の声優は彼でほぼ確定といえます。また、今後のアナ雪のTV放送のオラフ役は武内駿輔となったものが放送されることはまず間違いありません。
過去には似たような事態も
実は、ピエール瀧の逮捕以前の2007年にも、ディズニーは似たような事態に陥ったことがあります。
それは『アラジン』の主人公・アラジンを努めていた当時俳優だった羽賀研二が、2007年に恐喝未遂罪で逮捕および詐欺罪での有罪判決を受けたことで、ディズニーは今回同様にDVDの販売を中止しています。
そして、翌年2008年に新たに声優を代えてのDVD販売に至っています。また、その後のTV放送も、アラジンの声優は代えられています。
ちなみにその後、アラジン役を務めたのは声優の三木眞一郎。
まとめ
新たなオラフの声の評判は、全く違和感ないとの声も多く、今のところ上々です。
筆者も確認しましたが、特に大きな問題はなさそうですが、やはり長年ピエール瀧の声を聞いてきたので、違和感はぬぐい切れないというのが、正直な感想です。ただ、それもいずれ慣れるとは思いますが…。
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