ディズニー作品『ノートルダムの鐘』の主人公カジモドは、その容姿より何かの「病気」ではないのかと考えられます。そして、仮にカジモドが病気なのであれば、一体どんな病気かかっているのかも気になるところです。

当記事では、その容姿を元に考えうるカジモドの病気を考察しています。調べていくうち、ある意味納得の事実が判明しました。

カジモドの容姿

 

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作中でも「怪物」とさえ揶揄されるように、カジモドは非常に特徴的な容姿をしています。それはしばしば「醜い」とも称されます。

特に極端に曲がった背中やふさがった左目は、カジモドが決して「健全ではない」と考えるのも無理はありません。また、右足を引きずるような歩き方は、それを如実に物語っているともいえます。

原作の小説『ノートルダム・ド・パリ』(作:ヴィクトル・ユーゴー)では、カジモドの容姿について次のように言及しています。

四面体の鼻、馬蹄形の口、もじゃもじゃの赤毛の眉毛でふさがれた小さな左目、それに対して、でっかいいぼの下にすっかり隠れてしまっている右目、まるで要塞の銃眼みたいにあちこちが欠けているらんぐい歯、象の牙みたいににゅっと突き出ている一本の歯、その歯で押さえつけられている、たこのできた唇、真ん中がくびれた顎、とりわけ、こうした顔だち全体の上に漂う人の悪さと驚きと悲しみの入りまじった表情。
『ノートルダム・ド・パリ(上)』辻昶・松下和則訳、岩波文庫(p.106)

 

カジモドが如何に「醜い」かを強調しているのがよく分かります。ただ、「病気」を意味する言葉は一切述べられていません。

どうやらカジモドが病気であるかどうかなのかは、もう少し別の視点にたって考える必要があるみたいです。

カジモドの「病気」

カジモドが病気なのかどうか知る上で、「せむし」という言葉が重要な手がかりとなります。今日においては、差別用語にあたる言葉です。

実は、原作『ノートルダム・ド・パリ(Notre-Dame de Paris)』(作:ヴィクトル・ユーゴー)は、元々『ノートルダムのせむし男』という日本語訳で出版されています。

さらにディズニー映画の『ノートダムの鐘』の原題は、『The Hunchback of Notre Dame』。「Hunchback」は、ズバリ「せむし」を示す単語です。

「せむし」とは、背なかを支える脊柱が異常に湾曲した状態を示した言葉です。そして背むしは、「くる病」や「脊椎カリエス」といった「病気」でないとまずなりえません。

ただ脊椎カリエスは、肺結核、腎結核など結核性の病気にかかった後に発病する病気で、20歳代ごろが主な好発年齢です。ですから、カジモドが「脊椎カリエス」である可能性は低いです。

以上より、カジモドは「くる病」にかかっているとみてほぼ間違いないでしょう。

くる病が、どうやらカルシウム、ビタミンD、リンなど栄養の欠乏によって発病する病気みたいです。

ここから推察するに、カジモドは生まれながらにして十分な栄養を与えられなかったとも考えることができます。

くる病以外の病気も

カジモドのほとんどふさがった左目や右足を引きずった歩き方からは、くる病以外にも眼瞼下垂症や何らかの歩行障害も疑われます。

このことからカジモドは、くる病以外にも複数の病気にかかっている可能性が高いです。

眼瞼下垂症は、目を開いたときの上まぶたの位置が正常な位置よりも下にある症状です。カジモドの場合だと、生まれながらにしてかかっていたと考えるのが妥当でしょう。

また、先天性の歩行障害は、脳に何らかの障害がある場合にかかる病気です。

しこれが事実なら、カジモドはかなりのハンデを背負っていると言わざるを得ないでしょう。

ただ、カジモドには腕力があるのが唯一の救いです。

まとめ

カジモドは、くる病にかかっているとみて間違いありません。さらに眼瞼下垂症や何らかの歩行障害など複数の病気にかかっている可能性も高いです。

それでも性格が優しいカジモドを見ていると、人にとって「心」が一番重要であることを気づかされます。

 


ぶん文太

去年三十路を迎えたブロガー。彼女の影響を受けてディズニーに感化。いっそ記事にしてしまえと執筆中。スポーツ好きです。(大相撲、ボクシング、陸上など)。趣味は陸上(短距離)と相撲観戦。

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