今や世界中で愛されているミッキーマウス。その手の指の数をよく見てみると「4本」です。ネズミのキャラクターなので、指の数が別に4本でも全く問題ないと思うかもしれませんが、当時ならではある理由が隠されていました。
当記事では、ミッキーの指の数について詳しく解説しています。興味のある方はどうぞ寄ってってください。
当時の映像技術が大きく関係
ミッキーの手の指は4本ですが、ミッキーを映像化する当初は、人間同様に「5本」指にする予定でした。
ですが、ある事情によって断念。それは映像技術が大きく関係しています。
実は当時の映像技術はまだまだ未熟で、随所に残像なども見受けられていました。ゆえに5本指だと指が1本多く増えて6本に見えてしまうといった現象が起きたわけです。
ただ、そこで指を4本にすれば指は5本に見えるから丸く収まるんじゃない?といった当然の疑問も出てくるはずです。
もちろん、ディズニー側もその考えの通り、1度はミッキーの指を4本にして実際に映像化したみたいです。さらに言えば、映像化された指は思惑通り5本になったとのこと。
ですが、それだと指が細くみえてしまい、キャラクターとのバランスが悪く見栄えしなかったらしいです。ですから今度は、指を3本にして4本にみせたほうがしっくりいったそう。
つまりミッキーの指が4本になった最大の理由は、結局「見た目」だったというわけです。
さらにミッキーの指が4本になったことで、お馴染みのドナルドやグーフィといったミッキーの友達だって同じ4本指なっています。あとピートも。やはり4本が一番見栄えするのでしょう。
ちなみに本物のネズミも、種類にもよりますが、大体前足は4本です。ですから、むしろ4本こそが現実のネズミに近いともいえるのです。ただ、後ろ脚は5本で、ミッキーの指の足の数は4本と異なります。
3本指にしなかったのにも理由が
ミッキーの手の指を4本より1本少ない、3本にしなかったのにもそれなりの理由があります。
仮にもしミッキーの3本指にしたとして、ミッキーが何かを指して指を1本立てたとします。
実はこの指のかたちこそが、3本指を却下された大きな理由です。さらに言えば当時のアニメーションだと、それが中指を立てたように見えたのです。
もうお分かりだと思います。中指を相手に向けて立てる所作は、英語圏だと挑発的な行為だと捉えられてしまいます。いわゆる「F〇ck」というやつです。
ですから、さすがにミッキーが中指を立てるのはマズいだろうということで、3本指は却下されたらしいです。子供たちにむけて見せるアニメなら当然のことだといえます。
あと3本でもやはりキャラクターとのバランスが悪かったことが理由にあったと考えられます。おそらく、指が3本だと、今度は指が大きくなりすぎたのでしょう。
まとめ
映像技術では、3本が4本だったり、4本が5本と何本が何本?と筆者も書いていて少しややこしかったです。(笑)あと先に少し触れていますが、ミッキーの足の指の数も同様に4本です。
一つ言えるのは、ミッキーの指の数は現在でもやはり4本が一番しっくりきます。
0件のコメント