「カラモア」は、モアナの宝を付け狙う海賊集団です。かわいい見た目ながらも、モアナたちとは圧巻の戦闘シーンが繰り広げます。そのギャップにやられた方もいるでしょう。
当記事では、『モアナと伝説の海』に登場する海賊集団「カラモア」について詳しく解説しています。カラモアの元ネタや戦闘シーンの秘密など知りたい方は、ぜひ寄ってってください!
実はとっても怖い「カカモラ」
「カカモラ」は、『モアナと伝説の海』(2016)に登場する海賊集団。大きな海賊船に乗って宝物探しに明け暮れており、船員の指示は、基本的に全て船長が下しています。
外見は、非常に小柄(おそらく30㎝くらい?)で、身にまとっているココナッツの鎧が一層かわいらしく見えます。また、鎧の中が明かされることはありませんが、ピンク色の手足がココナッツの鎧から出ているのがかろうじて確認できます。
ただ、そのかわいらしいルックスに反して、性格は残忍かつ獰猛。作中では、モアナの持つ「テ・フィティの心」をつけ狙い、毒矢などのあらゆる武器を駆使して、殺す勢いで容赦なく襲い掛かります。
動きも機敏で、筆者も初めて見たときは危険な奴だ!と思わずにはいられませんでした。
モチーフは精霊
南の島が舞台となる『モアナと伝説の海』は、ポリネシアの島々の伝説などを題材にしており、カカモラもそれを元に誕生しています。
カカモラは、元々ポリネシアの島々に語り継がれている精霊の一種。島では、「カカンゴラ」や「プワロンガ」とも呼ばれています。
映画同様に、見た目は小柄、性格が残忍なのは変わりなく、ときには人も殺すことも。ただし、ココナッツの鎧は身に着けておらず、長い髪とキバと爪を持ち合わせています。ちょうどゴブリンに近い容姿といえるでしょう。
また、「彼らの王や女王に宝物を献上するという風習」があったみたいです。そして、最終的には村の子供たちによって、カカモラの悪さは食い止められています。
そして、現在では、「伝説上の存在」として地元に人々に親しまれています。
参考サイト:リアルライブ
戦闘シーンは『マッドマックス』のオマージュ
作中では、カカモラとモアナ一行が、壮絶なバトルを繰り広げる場面があります。その臨場感溢れるシーンに、思わず見とれた方もいるでしょう。筆者もその一人です。
実はあのシーン、映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)が元ネタです。『マッドマックス』は、ジョージ・ミラー監督手掛けるアクション映画で、メル・ギブソンの出世作としても有名です。
そしてこれは、『モアナと伝説の海』の監督ジョン・マスカー&ロン・クレメンツともに、ジョージ・ミラー監督の大ファンだったことが大きく関係しています。
マスカー監督は、「ジョージ・ミラーへの敬意を払い、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』からインスピレーションを受けたシーンが、海賊カカモラと戦うシーンなんだ」とカカモラの戦闘シーンが『マッドマックス』のオマージュであることを認めています。
続けて、「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を見てからストーリーの案を考えたと思うよ。経緯を表したかったんだ。そしてカカモラと戦うシーンをもっと大きなスケールで描きたいと思ったんだよ。ジョージ・ミラー監督は最高だね」とも語っており、彼らにとってジョージ・ミラー監督がいかに特別なのかがよく分かります。
まとめ
カラモアのそのかわいい見た目に騙されてはいけません!とっても狂暴です!映画の戦闘シーンも死闘そのものでした!
ただ、見た目がかわいいのは変わりないので、グッズを購入するのはよいと思います。襲ってきませんし。
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