実はミッキーにもライバルといえるキャラクターが存在します。その名もモーティマーマウス。ミッキーとは正反対の見た目と性格をしており、ミニーとの恋敵として描かれています。
また、ウォルトが元々ミッキーにつける予定の名前だったいう裏話もあります。モーティマーマウスに興味がある方は、ぜひご覧ください。
ミッキーのライバル!モーティマーマウス

(C)1936Disney All Rights Reserves.
ミッキーの公式ライバル(恋敵)ともいえるモーティマーマウスは、ミニーマウスの幼なじみにあたります。
デビュー作は、短編映画『ミッキーのライバル大騒動』(1936年)。その後も、漫画でたびたび登場しています。
デビュー作では、モーティマーマウスはミッキーのライバルらしく、ミッキーとミニーの恋仲をことごとく邪魔する存在として描かれています。ミニーもモーティマーマウスに出会った当初はまんざらでもない様子。
最近では、『Mickey Mouse Works』、『ハウス・オブ・マウス』といったアニメシリーズでその姿を見せています。
ちなみにミニーには、同姓同名のモーティマーマウスという叔父がいますが、全くの別キャラクターなのでご注意を!
モーティマーマウスはミッキーと正反対
ミッキーとは、ネズミという点では同じですが、その見た目や性格は正反対です。モーティマーマウスは、身長が高く足の長いすらりとしたモデル体型です。
ただ実際は体型のバランスがお世辞にもよいとはいえず、その憎たらしい顔つきより、はっきりいってかわいくありません。
そして、見た目同様に憎たらしい性格をしてます。キザでミッキーに高級車を見せつけるなどの見栄っ張り。さらにミッキーの車を破壊するなどの暴挙も起こしています。
一方でモーティマーマウスは、非常にビビりな一面も持ち合わせています。その強気な姿勢は、実はそのビビりを隠すためともいえます。ちょうどドラえもんのスネ夫に近いかも?(笑)
ミッキーはモーティマーマウスになっていたかもしれなかった!?
ミッキーマウスといえば、今や世界中で愛されるディズニーの看板キャラクター。発案者のウォルト・ディズニー自身が声優だったことでも有名です。
ですが、ミッキー発案当時、ウォルトがつけた名前はミッキーマウスではなく、なんとモーティマーマウス。ウォルトはミッキーのミの字も考えていなかったみたいです。
では、一体誰がミッキーマウスという名前を考えたのかというと、何を隠そうウォルトの妻リリアン・ディズニーこそがミッキーの名付け親だったのです。
リリアンは、ウォルトのモーティマーマウスという名前を聞いて大反対。一説によれば、モーティマーは英語で屈辱や悔しがるなどを意味する”mortify”を連想させることが、反対の理由だったといわれています。
そして代わりにリリアンは、ミッキーマウスという名前を提案し、そのまま採用に至っています。
仮にもし、このときリリアンが反対していなければ、ミッキーもモーティマーになっていたかもしれないのです。逆にモーティマーがミッキーに?(笑)
ミッキーとモーティマー、やはりミッキーのほうがしっくりきます。リリアンの先見の明に狂いなし!
まとめ
モーティマーマウスの認知度が低いのは、元々の登場作品が少ないことに加え、その見た目と性格もかなり影響しているといえます。ただ、ミッキーの公式上のライバルとして描かれている点において、知って損はないはずです。
モーティマーマウスが気になるようであれば、とりあえずデビュー作の『ミッキーのライバル大騒動』を見てみましょう。時間も10分と掛かりません。モーティマーマウスの小憎たらしさが、存分に堪能できます。(笑)
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