ピノキオと言えば“鼻が伸びる”、これに尽きると思います。
当記事では、ディズニー映画『ピノキオ』において、ピノキオの鼻の伸びたシーンを説明するともに、ピノキオの鼻にまつわるいくつかのトリビアをご紹介しています。気になる方はどうぞ寄ってください!
“嘘”をつくと伸びる鼻
ピノキオの鼻は、ピノキオが“嘘”をついてしまうと伸びてしまいます。
ディズニー映画『ピノキオ』(1940)の場合だと、ストロンボリに捕まって鳥かごに入れられているピノキオが、助けに来た妖精に対して嘘をついてしまい、鼻が伸びてしまいます。ちなみにこのシーンでは、鼻は伸びるだけでなく、先端が鳥の巣にも変わってしまいます。
また、原作も同様、妖精の前で嘘をついたピノキオの鼻が伸びてしまいます。
ちなみにピノキオの世界では、“魔法”があるという設定です。
鼻が伸びたのは1回だけ
ピノキオの鼻が伸びる。このあまりにも有名な話は、おそらく大半の方がご存知だと思います。
ですが、意外なことに映画『ピノキオ』でピノキオの鼻が伸びたのは、実は1回のみ。
よく聞く話ゆえに、作中では何回も伸びているように思われがちですが、ピノキオの鼻が伸びたのは、後にも先にも、鼻が伸びたのは先述した妖精との問答を繰り広げたシーンのみです。逆にいえば、ピノキオが嘘をついた唯一のシーンともなります。
強烈に印象に残り、かつ話にもしやすかったために、そのたった1回のシーンが今やピノキオの代名詞になったというわけです。
鼻が伸びるという設定は後付け
『ピノキオ』の原作『ピノッキオの冒険』(1883年)は、初めその内容があまりに過激だったゆえに、世間から徹底的に非難を浴びてしまいます。現代的に言えばいわゆる“炎上”です。
それもそのはず、原作の結末は完全なるバッドエンドとなっており、当時からみても子供に読ませるにはさすが無理がある内容だったのです。また、この段階ではピノキオの鼻が伸びるという描写は一切ありません。
その後、炎上にたまりかねた作者は、続編を追加し、無事事なきを得ます。
この続編を追加された際に、ピノキオが嘘をついて鼻が伸びるという設定が初めて付け加えられています。つまり、ピノキオの鼻が伸びるというのは、炎上から逃れるための後付けだったというわけです。
ちなみに追加された内容は、ハッピーエンドに終わっており、100年以上経った現代においても親しまれる“名著”として、多くの方に読まれています。
「ピノキオ効果」
どうやら最近の研究結果によれば、人間も嘘をつくと鼻周辺の温度が上昇するということが、科学的に証明されているみたいです。
そして、これを「ピノキオ効果」というみたいです。
小ネタとして覚えてくとよいかもしれません。
まとめ
鼻にまつわるキャラクターや物語は、日本だと天狗がまさにそれですし、芥川龍之介の『鼻』なんかも有名です。探せば結構出てきます。
あと、ピノキオのように嘘は極力つかないように努めましょう。つきすぎると、後で大変な目に…。
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