白雪姫に毒リンゴを食べさせたおばあさん(魔女)。今更説明するまでもない有名なキャラクターですが、実はおばあさんにはれっきとしたした名前があります。
当記事では、『白雪姫』に登場するおばあさん(魔女)の名前、おばあさんに変身する際に使った薬の作り方、さらには衝撃の最後など一挙ご紹介します。また、TDLの主人公?という趣旨の内容にも触れています。興味のある方はどうぞ寄ってってください。
当記事では一部ネタバレを含みます。
おばあさん(魔女)の名前は?
『白雪姫』(1937)には、目が大きくいかにも悪そうな黒ずくめ姿の老いたおばあさん(魔女)が登場します。そして、このおばあさんこそが白雪姫に毒リンゴを食べさせた張本人です。
作中では、物売りとしてリンゴを入れたかごを手にかけ、白雪姫に歩み寄ります。ご存知の方も多いはず。
実はこのおばあさん、れっきとした名前があります。
その名もウィックド・ウィッチ(wicked witch)。悪い魔女という意味です。
「悪」で「魔女」、見たまんまです。逆に分かりやすすぎて清々しいくらいです。
おばあさんの正体
おばあさん(魔女)の正体は、白雪姫を殺そうとした女王です。女王は、自ら白雪姫に手を下すため、その正体をバレないように、魔法で自らの姿を老いた老婆に変身したというわけです。
ちなみに女王は、エヴィル・クイーン(邪悪な女王)、ウィックド・クイーン(悪い女王)などと呼ばれています。
変身の薬の材料
女王が魔法の薬で老婆に変身する際には、何やら怪しげな材料が色々と使っています。
女王はまず材料が記載されたDisguises(変装)の本を手にします。
そのまま肌をよぼよぼにするミイラの粉、衣装を黒くする液体、声を老けさせる赤い液体、髪を白くさせるための恐怖の叫びを順にグラスへと入れて窓際へ移ります。そこで今度は風を呼んで憎しみを入れ、最後に雷で力を与えて完成となります。
そして、女王は薬を一気に飲み干して老婆への変身を成功させます。ただ、飲んでいるときはかなり苦しそうだったので、身体にはよくないでしょう。
また、作中では、魔女がリンゴに永遠の眠りにする毒を染み込ませて毒リンゴを作っているシーンも描かれています。
衝撃のラスト!
魔女の最後は衝撃的です。
思惑通り白雪姫に毒リンゴを食べさせた魔女でしたが、駆け付けた7人の小人たちに追われてしまいます。その後、必死に逃げまどう魔女は崖で立ち往生を食らうも、木の棒を使って大きな岩を小人たちに向けて転がそうとします。
ですが、その刹那、雷が崖に落ちて魔女はそのまま落下。最後は近くにいたハゲタカによって、死体もろとも食べられてしまいます。
途中からいたハゲタカは、まさか魔女の死を暗示していたとは…。筆者もこれには少々驚かされました。ハゲタカは、てっきり魔女の手助けをするものばかりだと考えていました。
TDLの主人公?
白雪姫の魔女は、東京ディズニーランド「白雪姫と七人のこびと」というアトラクションでも、その姿を確認できます。
筆者も何度か乗ったことのあるアトラクションなのですが、魔女はがっつりというよりも、最も多く登場します。製作者の好みかどうか知りませんが、事実上の主人公といっても過言ではありません。(笑)
ちなみに肝心の白雪姫の登場数は、一回のみ…。魔女マニアには、もってこいのアトラクション!
記事:【TDL】実は怖い「白雪姫と七人のこびと」 アトラクション徹底解明!
まとめ
女王が化けたおばあさんの名前はウィックド・ウィッチ、女王はウィックド・クイーンと、単にウィッチとクイーンを入れ替えただけですが、変身する前と後でそれぞれに別の名前があるのは興味深いです。実は白雪姫にも寝る前と後で別の名前が…ない。
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