『アーロと少年』で登場するティラノサウルスの「ブッチ」。特に男の子はいつ出るんだ?いつ出るんだ?とそわそわしながら見ていたはず。当記事では、そのブッチに関する話題について取り扱っています。
古傷のエピソードなど、キャラクターを再確認するために読むのはもちろん、これまで語られなかった歩き方の裏話など詳しく解説しているので、気になる方はどうぞ寄ってってください。
なお、ブッチにまつわるエピソード等に関しては、『アーロと少年』のDVD、Blu-rayの音声解説を参考にしており、一部ネタバレを含みます。
“T-rex”「ブッチ」とは?
「ブッチ」は、ピクサー映画『アーロと少年』(2015)がスクリーンデビューとなる、ティラノサウルス(通称「T-Rrex」)のキャラクター。左頬にある大きな古傷が特徴で、その喋り方やたたずまいは渋いコワモテな雰囲気を漂わせます。
普段は、姉の「ラムジー」と弟の「ナッシュ」という2匹の娘と息子らとともに、牛を放牧する、いわゆるカーボーイのような生活を送っています。母親については不明。
作中では、アーロのピンチを救い、「恐怖」に対する“心得”を諭すなど、アーロの成長に大きな影響を及ぼす重要な役どころを努めています。
声優は、英語版はサム・エリオット、日本吹替版は松重豊。
恐怖を乗り越える
一見すると恐怖とは無縁みえるブッチ。ですが、「自分も怖いと思うことがある」と自らの本音を漏らし、それを乗り越えなければならないとアーロに語り掛けます。
これは何もブッチに限らず、人ならば誰しもが当てはまること。恐怖を感じることが悪いのではなく、それをいかに対処することこそが大事なのです。ブッチ兄貴かっこいい!
古傷に隠された壮絶エピソード
ブッチの顔にある大きな古傷は、過去5日間に渡って歩き通し、そのとき見つけた池の水を飲もうとした際にできたもの。
実はその池はワニの住処となっており、ブッチが池に顔を近づけた瞬間、ブッチはワニに顔を噛みつかれてしまいます。しかし、ブッチもそのまま黙っておらず必死に抵抗し、最後はなんと自身の血で溺れされて一命をとりとめます。
そして、その争いの最中に抜けたワニの“歯”は、今もブッチの下の奥歯に刺さったまま。まさに恐竜の王“T-rex”に相応しいエピソードといえます。
ちなみにこの壮絶なエピソードには元となる実話が存在します。なんでも、発見された恐竜の頭蓋骨に“ワニの歯”が刺さっていたのだとか。
馬に乗るカウボーイがモチーフ
ブッチの歩き方や走り方をよーく見てみると、かなり独特な動きをしていることに気づくはず。これは、ブッチの動きが馬に乗ったカウボーイをモチーフにしているためです。
制作スタッフ曰く、「足を馬の後ろ足のように動かし」、「上半身を馬に乗る人の姿に見せた」とのこと。
筆者は言われるまで全く気づきませんでしたが、確かにブッチの動きは馬に乗ったカウボーイに見えなくもないです。ただ、変な印象を受けたのは紛れもない事実ですが。
まとめ
個人的に大好きなティラノサウルスが主人公の味方役として登場したのは、素直に嬉しかったです。特にブッチの古傷のエピソードはかなり壮絶な印象を受けたとともに、出血量大丈夫か?とも思いました。
あと、一時期、ティラノサウルスを含めた一部恐竜には「羽毛」が生えていたという説が話題となりましたが、現在ではそれがまた否定されているとのことです。まあ、科学の世界で二転三転するのは日常茶飯事です。
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