主人公ティアナと行動をともにするホタルの「レイ」は、見る人を惹きつける愛嬌あるキャラクターです。当記事では、そんなレイの性格や恋人にまつわる裏話などを詳しく解説しています。実は恋人には元ネタがあることが判明しています。
注!当記事では一部ネタバレを含みます。
「レイ」はとってもロマンチスト!
ディズニー映画『プリンセスと魔法のキス』(2009)がスクリーンデビューとなるホタルの「レイ(レイモンド)」。普段は川辺に住んでおり、作中では主人公ティアナをママ・オーディンに合わせる手助けをします。ちなみに川辺にはレイの他にもたくさんのホタルたちが暮らしています。
声優は、英語版はジム・カミングス、日本語吹替版は駒田一。
レイの性格は、基本的に親切かつ明るく陽気ですが、自分よりもはるかに大きい敵にも物怖じせずに立ち向かう勇敢さも持ち合わせています。
そして何より、ときおりみせるロマンチストな一面は、レイを語るうえで欠かせない要素。特に夜空に浮かぶ星「エヴァンジェリーン」に恋するレイは、その星にうっとりしながら「生物史上最も美しいホタル」と語っています。
また、ワニのルイスとは結構気の合う仲。ルイスの尻に刺さったトゲを、レイは文句ひとつ言わず取ってあげるなど、両者のやり取りにも注目です。
元ネタは恋人の設定が逆だった!?名前の由来にも
レイの恋する星「エヴァンジェリーン」は、詩人ロング・フェローの詩『エバンジェリン』が元ネタです。さらにいえば、この詩はアカディア人のある神話を題材に描かれた詩となっています。
また、「エヴァンジェリーン」、「エバンジェリン」、このように名前がほぼ一緒であることから、詩の題が星の名前の由来とみて、まず間違いありません。
主人公が女性
元ネタは、抗争で離ればなれになった男と女が互いを求めるといった内容なのですが、映画とは決定的に異なる点があります。それは、主人公が女だということです。つまり、映画に置き換えて考えるとレイはオスではなくメスとなるわけです。
ちなみに詩の題にもなっているエバンジェリンとは、詩に登場する主人公の名前です。西洋においては、女性に付けられる一般的な名前として知られており、特に珍しいというわけでもありません。
これらに関しては、『プリンセスと魔法のキス』のDVDおよびBlu-rayの作品解説で詳しい解説がなされています。もちろんそれ以外に関する様々な話題も取り扱っているので、気になる方はぜひ1度見てみてください。
まとめ
レイは、ティアナとナヴィーンとの「恋」を描いた作品でもある本作においては、何気に重要なキャラクターに位置付けられます。特にレイの最後は必見です。今回はあえてレイの最後には触れていませんが、あっ!と驚く結末が待っています。
2件のコメント
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