グリッドの世界で、主人公サムの前に突如として現れた「クオラ」。非常に目を引く容姿をしており、作中で気になった方も多いでしょう。
当記事では、ディズニー映画『トロン:レガシー』に登場する謎の美女「クオラ」を徹底解説しています。性格や演じた女優にいたるまで、事細かく説明しています。とにかくクオラについて詳しく知りたい方はどうぞ寄ってってください!
一部ネタバレも含まれますので、読む際は注意!
謎の美女「クオラ」 性格や趣味は?
ディズニー映画『トロン:レガシー』(2010)がスクリーンデビューとなる「クオラ」は、その美貌が目につく本作のヒロイン。主人公サムに出会う前は、本作の核ともいえるコンピューターの内部世界『グリッド』のなかで、サムの父フリンと行動をともにます。
黒髪のボブと白い肌が特徴的なクオラは、その容姿からクールビューティーな印象を受けがちですが、性格はその真逆。
感受性が高く、まるで無邪気な子供そのものです。また、自分の身を犠牲にしてまで主人公たちを助けようするなど、正義感が強い一面も。さらに身体能力が高く、一際目立つアクションを見せつけています。
また、趣味は読書。トルストイやドストエフスキー、さらに仏教書や『易経』など読むジャンルも幅広いです。なかでも“ジュール・ヴェルヌは一番の愛読書”とのこと。ちなみにジュール・ヴェルヌは、「SF」というジャンルを確立した人物として、しばしば“SFの父”と呼ばれています。
クオラは、本作以外ではスピンオフ作『トロン:ライジング』(2012)やTVゲーム『キングダムハーツ3D』(2012)にも出演しています。『トロン:ライジング』は、前作『トロン』と『トロン:レガシー』の間を描いたストーリーとなっています。
ISOの生き残り
グリッドに突如として出現したデジタル生命体「ISO(アイソ―)」。作中における、まさに奇跡の産物です。しかしながら、ISOを不完全なものと認識としたクルーは、彼らの全滅を企て、大量虐殺します。
実は、そのISOの唯一の生き残りこそがクオラなのです。フリンは、ISOは純粋そのものと評しますが、クオラにもその一端が垣間見えます。
さらにいえば、フリンの当初の予定では、ISOを現実世界へ送るという構想も計画していました。ですから、フリンにとってクオラは、最後の希望そのものでもあるのです。
現実世界に
クオラは最後、サムとともに現実世界へと無事にたどり着きます。と同時にフリンの悲願を達成したことにもなります。
作中では、2人がその後どうなったか描かれはしませんでしたが、サムの「世界を変えよう」との発言から、父フリンの意志を継ぐことになると考えられます。現実世界でISOが人間とともに暮らす、クオラはその架け橋となるわけです。さらにグリッドと現実世界を人間とともに行き来することも、念頭に置いているのかもしれません。
あと、なんでクオラが現実世界に行けたの?という疑問ですが、人間がグリッドの世界に行けたということは、その逆も然りです。デジタルとはいえ、ISOが実態のある「生命体」には違いないのですから。
映画『マトリックス』とは異なり、人間の身体そのものがデジタルにいける点がポイントです。まあ、マトリックスも3部のラストは、結構ごっちゃになってましたが。(笑)まさにSF!
クオラ役を演じた美女は?
『トロン:レガシー』のクオラ役を演じたのは、アメリカのニューヨーク出身の女優オリヴィア・ワイルドです。映画では、黒髪が印象に残りましたが、普段は茶系の髪色です。
いうまでもなく「美」を武器とする女優です。その証拠に、マキシム誌の「セクシーな女性100人」に4度選出された経験をもっており、2009年には見事1位に輝いています。
本作のクオラ役については、「ありがちな“戦うヒロイン”にしたくなかった」と答えており、子供のような感受性を表現するよう努めたそうです。また、アクションを演じるため、ハードな肉体改造にも励んでいます。
筆者も、その見た目といい仕草といい、まさにハマり役だなと思わずにはいられませんでした。
ちなみに日本語吹替版でクオラの声優を担当したのは小松由佳。
まとめ
クオラは、見た目がクールビューティーなのに、性格は無邪気というギャップがたまりません。それを見事に演じた女優のオリヴィア・ワイルドは、本当に綺麗な方です。これを機に、今度の出演作にも注目です!
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