『シュガー・ラッシュ』に登場していた「悪役の会」。多くのゲーマーたちを苦しめた悪役が一挙に集まって話し合いをする様子は、まさに感動モノです。ですが、よくよくみるとなかには『シュガー・ラッシュ』もオリジナルキャラクターもいるのもお気づきでしたか?
当記事では、『シュガー・ラッシュ』の「悪役の会」に参加した全14キャラについて解説しています。あのキャラどこのゲームに出てたの?と気になった方はぜひ寄ってってください!
「悪役の会(Bad-Anon)」とは?
ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』(2013)では、「悪役の会(Bad-Anon)」と呼ばれる会が、作中冒頭および最後に登場します。主人公ラルフを含めたゲームの悪役たちが一堂を介する会で、「悪役お悩み相談会」とも呼ばれています。
この相談会は、悪役キャラクター同士で日ごろの悩みやうっぷんなどを打ち明ける会です。そして、閉会の際には、「自分は悪役でいい、ヒーローになれないのは決して悪くない、今のままの自分でいい」を皆でいって締めとします。
悪役でいつづけることに悩んでいるその様は、普段、私たちが知っている悪役たちとは全く別物です。悪役は悪役なりに大変なんだなと思わずにはいられないでしょう。
ちなみに相談会の会場は、アーケードゲーム『パックマン』の敵役のアジト。
「悪役の会」参加キャラ一覧!
それでは皆さんお待ちかねの「悪役の会」に参加していた全14キャラクターを一挙ご紹介します!
なお、紹介の順番は、相談会シーンのラルフを起点とした時計まわり順となっています。
ラルフ
本作の主人公。物を壊すことを得意とし、普段はゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の中でビルを破壊しています。ただ本人は悪役ではなくヒーローになりたいと強く思っています。そこでラルフは思いきった行動に出て、あわやの事態に!?
サティーン
身体全体が赤色で、左手に杖をもつなど、まるで悪魔の容貌した「サティーン」。相談会では、ラルフに「30周年おめでとう」と声をかけ、「サターン」と言われたことに対して優しく「サティーン」と訂正する場面も。
おそらくですが、『Satan’s Hollow』というアメリカのアーケードゲームが元ネタといわれています。
シノビ
黒装束を着た、まんま忍者のキャラ。作中でのセリフはなし。元ネタは『Ultimate Mortal Kombat 3』。
クッパ
もはや説明不要のマリオ永遠の宿敵クッパ。ピーチをさらうことにも悩んでいたのか。作中では、しゃべることはなく、ただ火を吹いただけのモンスターと化していました。マリオシリーズにたくさん出ています。念のため。
ザンギエフ
筋肉ムキムキのザンギエフは、人気格闘ゲームストリートファイターシリーズ(『ストリートファイターⅡ』などからの登場。作中では、「人の頭蓋骨を太ももに挟んで割った」といかにも悪役らしいエピソードを語っています。
ただ実際のゲームの設定だと、人殺しキャラでもなんでもなく、後に英雄扱いされているキャラです。ですから、ザンギエフが悪役なのかは疑問符が付きます。作中も実は演技?(笑)
ドクター・エッグマン
ドクター・エッグマンは、セガでお馴染みのソニックシリーズ(『ソニック アドベンチャー』など)の敵役として登場します。その名の通り、まるで卵から手と足が出たようなハンプティダンプティ体型をしています。作中でのセリフはなし。
ベガ
ザンギエフと同じくストリートファイターシリーズより登場。こちらは、実際のゲームでも悪役に徹しています。作中では、「まさかターボする気じゃないだろうな?」の一言のみ。
グズタ
悪役の会のリーダ的存在でもあるグズタは、『パックマン』の敵役です。ラルフが「悪役を辞めたい」といったときは、実際のゲーム同様に青色に変化していました。
日本語吹き替え版だと声がイケボです。担当声優は仲野裕。
【映画ポスター】シュガーラッシュ (ジョンC.ライリー) /REG-DS
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黄色のロボット。作中では、頭と胴体が上下してます。セリフなし。元ネタは『Cyborg Justice』。
女魔法使い
相談会の紅一点。髪と肌が青く、着ている服はとってもセクシー。本作のオリジナルキャラクターです。海外だと「Sorceress」と表記されていたため、ここでは便宜上「女魔法使い」としています。
作中では、ラルフが「悪役を辞めたい」と発言しておびえたセガ・バン・ベイダーを優しくなだめています。
セガ・バン・ベイダー
セガ・バン・ベイダーは、アーケードゲーム『獣王記』のラスボスとして登場している紫色のサイ。(ただし、実際のゲームだと白色。)
見た目はごついですが、実はビビり。ラルフが「悪役を辞めたい」と発言した際は、震えています。本作ではセリフはなし。
サイクロプス
サイクロプスは頭に王冠を乗せた、緑色の一目のモンスター。特にこれといった行動をしておらず、セリフもなし。元ネタは、『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』。
カノウ
格闘ゲーム『モータルコンバット』からの登場となるカノウは、全身にタトゥーを施したサイボーグ。
相談会では、自身の境遇に悩むラルフに対して「ハートが大事さ。」と声をかけ、隣にいたゾンビの心臓を手で抜き取っています…。
シリル
『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』より登場したゾンビ。片言ながら、「役割は気にするな」、「自分を愛さなきゃ駄目だよ。」と何気に名言も残しています。
まとめ
悪役の会において、オリジナルキャラクターであるのがほぼ間違いないのが、ラルフと女魔法使いの2体。残りのキャラ全てには元ネタがあるということになります。
筆者も知っている顔ぶれがチラホラ見えてうれしかったです!今後も多くのゲーマーたちを苦しめてください!
2件のコメント
もぐ · 2019年1月20日 11:35 PM
6才と3才の子供達が最近はまってる映画です!
私がディズニー(特にPixar)とゲームが大好きで……「お菓子だし、車だし、好きになるかなー」っと見せてみたら大成功でした!
何度か観てる内に「悪役の会」が気になることがあり、ここにたどり着きました。
もちろん、参考になりましたよ♪あと、知ってはいたけど、タッパーも!そっか知らない人はパッと見、マリオに見えそうですよね☺
他の記事も興味深かったです!ありがとうございました~!
ぶん文太 · 2019年1月21日 4:06 PM
お役に立てて幸いです。
『シュガーラッシュ』は傑作と名高く、自分も大好きな作品の1つで何度も見ています!ただ、続編『シュガーラッシュ:オンライン』は、正直やや残念だったのは否めません。もちろん好みの問題ですが…。
他にディズニーで気になることがあったら何でも言ってください、できうる限り調査にあたります。