『バンビ2』の「ロノ」は、前作『バンビ』にも登場していた事実が判明しています。おそらく、気づいた方もいるでしょう。当記事ではそれらを踏まえ、ロノの詳細プロフィールなどを紹介します。
バンビのライバル「ロノ」
『バンビ』 (1942)の続編『バンビ2 森のプリンス』(2006)に登場する「ロノ」は、バンビに比べてやや暗い毛色と小さな角が生えている雄の子鹿。バンビ達の前に現れては、終始ニヒルな笑いを見せつけるのが特徴です。
ロノの性格を一言で表すならば「嫌みなやつ」。特にバンビに対しては、何かにつけてはちょっかいを出します。「友達が欲しい」と口にしていますが、その性格が災いしているのは言わずもがな。また、ロノは、バンビの恋人であるファリーンに対して好意を抱いていることからも、バンビにとってはまさに「ライバル」といえる存在です。
ただ、実際のロノはかなりの憶病者。むしろ、それを隠すための横柄な態度ともいえるでしょう。嫌なことがあればすぐに「ママー」と叫んで逃げるが作中のおきまりになっています。
ちなみに筆者はロノのこの性格を聞いて、ディズニーキャラクターの「モーティマー・マウス」を真っ先に思い浮かべました。彼も負けず劣らずの嫌味なやつです。
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実は前作にも登場していた!?
お気づきの方もいるでしょうが、実は前作『バンビ』にもロノは登場しています。
作品後半、大人になったバンビは、何度も口説かれて嫌がるファリーンを助けるべくある牡鹿と対決します。
そう、何を隠そうこのバンビと対決した牡鹿こそが「ロノ」です。このシーンでロノのセリフは一切ありませんでしたが、大人になった後もファリーンを何度も言い寄ろうとするのは、相変わらずといったところでしょうか。また、毛皮の色もバンビよりも暗めなのが小さな頃のロノと共通しています。
そしてこの激しい戦いは、最終的にこの対決はバンビが制し、ロノは去っていきます。事実上、ロノとバンビの最後の戦いでもあります。雌をかけて争う、自然界の厳しい一面を描いた名シーンともいえるでしょう。
ただ、ここで1つ問題が…。ロノの誕生日についてです。製作者曰く、前作『バンビ』にも登場しているというのであれば、ロノの誕生日はやはり『バンビ』の8月13日?それともやっぱり『バンビ2』の2月7日?になるの?ぜひ誰か教えてください。
ちなみに例の牡鹿がロノであることは、『バンビ2』のDVDに収録されている「メイキング:バンビの世界」において、製作者がはっきりロノだと明言しています。この他にも『バンビ2』に関する意外な秘密を語っているので、気になる方はぜひ!
まとめ
勘の良い方は、ロノを見てすぐピン!ときたかもしれません。ちなみに筆者は、『バンビ2』のメイキングで製作者が語るまで全く分かりませんでした…。まあ、言われてみれば毛色が一緒で、ロノですね。
そういった点を踏まえながら『バンビ』を見れば、また新たな発見があるかもしれません。なんだかんだで、ロノもたくましく成長していたということです。
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