『メリダとおそろしの森』に登場する「魔女」は、物語を語る上で欠かせないキャラクター。ですが、その素性は一切不明。そこで、筆者が、可能な限り調べ上げた魔女に関する情報をお伝えします。
当記事では、『メリダとおそろしの森』の「魔女」に関する情報を可能な限りお伝えしています。あの伝説にも登場していたことや、魔女の家にはピクサーがたくさんあることも判明しています。興味のある方はどうぞ寄ってってください。
家で木彫りを営む不思議な魔女
ピクサー&ディズニー映画『メリダとおそろしの森』(2016)に登場する魔女は、背が小柄なおばあちゃんで、見た目はいかにも魔女そのもの。ただ、性格は悪いということはなく、むしろ優しいくらいです。
作中では、「クラフティー・カーバー」という木彫りのお店を営んでおり、メリダともそのお店のなかで初めて顔を会わせます。そこでは、魔法でほうきを使ったり、冷やかしだと思ったメリダを大量の凶器で追い出そうします。木彫りは、特に熊がお気に入り。
また、家には自身の他にもしゃべるカラスと一緒に暮らしています。おそらく、魔女の魔法でしゃべれるようになったと考えられます。
魔女なくして物語は語れない!
魔女は作品を語る上で欠かせない重要なキャラクターです。特に魔女の魔法は、物語の鍵となるといっても過言ではありません。
本作は、王妃であるメリダの母親が、魔法のケーキを食べて熊になってしまい、それをメリダがなんとか元の姿に戻そうするのが話しの大筋です。そして、その魔法のケーキをつくった人物こそが魔女のほかありません。ですから、魔女がいなければそもそも話が始まることすらないのです。
また、王妃が熊になったのは、あくまで間接的なものです。くどいようですが、本作の魔女は決して悪い人物ないので、あしからず。
魔女が伝説に登場!?
作中では、王妃が娘であるメリダに対して、古くからある伝説を伝えるシーンがあります。
その伝説とは、ある国の王様が、4人の王子それぞれに国の領土を分け与えるも、そのうちの1人が全てを独り占めにしようとして、国が滅んだという内容です。
さらに、国を滅亡へと追い込んだ王子は、「魔女」に魔法をかけてもらい「熊」になったといったことも、後で明らかにされます。(この部分は、DVDのボーナスコンテンツでのみ確認可能。)
そう、その魔女が、本作で登場する魔女です。話では、国は古代王国と伝えられていますので、どんなに少なくみつもっても100年以上前は確実でしょう。ですから、魔女の年齢は100歳を優に超えています。
「熊」になった王子について知りたい方は次の記事をどうぞ!
記事:【メリダとおそろしの森】巨大熊「モルデュー」 その正体や鬼火になった理由など
魔女の家にサリー!?他にもピクサーが満載!
ピクサー映画は、歴代キャラクターや思入れのあるもの?をシーンのどこかに盛り込んでいることでも有名です。
そして、『メリダとおそろしの森』に関していえば、魔女の家に以下たくさんのピクサーが見受けられます。
- 『モンスターズ・インク』のサリー
- ピザプラネットの車
- 幻の作品『newt』キャラクター
- 声優ジョー・ランフトの顔
- A113
いずれもピクサーにまつわるものばかりで、ピクサー好きならば思わず顔がにやけてしまいます。
以下、答えです。
『モンスターズ・インク』のサリーは、ちょうどメリダとカラスに出くわした後のシーン右下の木彫りに刻まれているのが確認可能。
ピクサー映画では必ずといっていいほど登場するピザプラネットのワゴン車。今回は、魔女が彫った木彫りとして登場。魔女が彫っている木彫りの横をよくみてごらん。
魔女が手にしたトカゲみたいなものは、幻の作品『newt』に登場する予定だったニュート(イモリ)!
魔女の 家にある木箱には、2005年に他界した脚本家および声優のジョー・ランフトの顔が。カーズのドックといい、ピクサーは人情溢れる会社だと改めて感じます。
ピクサーの暗号「A113」は、入口の扉の上部にて発見!ちなみにこの暗号、カリフォルニア芸術大学(カルアーツ)の教室番号です。
自分の目で確認したい方は、DVD、ブルーレイ、Amazonプライムから!
まとめ
『メリダとおそろしの森』は、見方によっては魔女あっての物語です。ただ、魔女そのものの登場シーンはかなり限られており、その素性もほとんど分からずじまいです。まあ、魔女ですから。
あと、最後のシーンにも魔女が登場しています。見たら、あ、すっかり忘れてたってなります。(笑)
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