「エルネスト・デラクルス」は、伝説のミュージシャンでありミゲルの憧れです。ですが、彼には隠された意外な素顔が!?
また、当記事では、本編では描かれなかった、デラクルスの幻のその後なるシーンについても解説しています。気になる方は、どうぞ寄ってってください!
当記事では作品の核心に迫るネタバレを含みます。ご注意を!
村の英雄「エルネスト・デラクルス」
『リメンバー・ミー』に登場する「エルネスト・デラクルス」は、ミゲルの暮らす町で誕生した伝説のミュージシャンで、主人公ミゲルにとっての憧れの存在です。
主に1940年代に活躍し、特に本作の題名にもなっている「リメンバー・ミー」は彼の代表曲。また、舞台の鐘に押しつぶされるという、悲劇の死を遂げたことでも有名です。享年46歳。
作中では、死者の国にて登場し、生前同様に相変わらずのカリスマ的人気を誇っているのが伺えます。
声優は、原語版ベンジャミン・ブラット、日本語吹替版橋本さとし。
実はヴィランズ!
「エルネスト・デラクルス」が英雄だというのは、真っ赤な嘘!実はヘクターを死に陥れた正真正銘のヴィランズです。
さらに、ヘクターが死んだ後、彼の作詞・作曲した曲を全て自分のものとして発表し、その名声を築き上げたという経緯もあります。もはや、どうしようもない悪党です。
近年だと、『シュガー・ラッシュ』しかり『アナと雪の女王』しかり『ズートピア』しかり、ヴィランズが主人公たちを騙してその正体を引っ張ることがありますが、デラクルスもまたその1人となるわけです。
特に『シュガー・ラッシュ』のヴィランズは、そのやり口から、筆者はデラクルスとかなり近いものを感じます。
幻のその後があった!
本編では、デラクルスのその後は描かれておらず、最後は唯一「忘れてやる」の看板が掲げられたデラクルスの銅像が登場します。
生者の国で人々から忘れられてしまうことは、死者の国での“死”を意味するのは言わずもがな。ある意味、最もつらい「罰」といえます。
ですが、デラクルスには本編では描かれなかった幻のその後ともいえるものが存在します。
それは、デラクルスは当初「空っぽの家で一人で暮らす」予定だったという事実です。
これは、DVDの音声解説で知ることができるのですが、結局、エンディングをもっと別の場面に費やしたい、あるいはデラクルスのあの最期で十分といった理由から、先のシーンはお蔵入りとなっています。
ただ、当初は空っぽの家で一人で暮らす予定だったいうことは、少なくともデラクルスはまだ死者の国に存在する、といったことがここから推察されます。
まとめ
デラクルスはヴィランズ!最後はそれ相応の「罰」を受けています。当初は、家で一人で寂しく暮らす予定だったことも判明しています。
一人で寂しく暮らしながら、やがて忘れさられる…。デラクルスはこんな最後を迎えるのかな?とふと思い浮かびました。
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