『白雪姫』に登場する女王(魔女)は、ディズニー版と原作とでは大きく異なります。当記事では、それら違いについて詳しく解説しているので、興味のある方はどうぞ寄ってください。

3度白雪姫を手に掛ける 変装も別物

ディズニー版だと、女王は、白雪姫を殺すべく魔法でおばあさんに扮し、毒リンゴを片手に白雪姫のいる小人の家に1度だけ訪れます。

ですが、原作だと女王は実に3度も小人の家を訪ねています。変装もその都度変えています。

グリム童話初版だと、1度目はディズニー版と同じくおばあさんに扮して小人の家を訪ねます。ただ魔法で変装するのではなく、顔に色を塗っただけです。

そこで女王は、白雪姫に売った胸紐をきつく結んで死ぬ寸前にまで追い込みます。しかし、白雪姫は家に帰ってきた小人たちに胸紐を切ってもらい助かります。

白雪姫が生きていることを知った女王は、再び小人の家へ訪れます。初版だと「全く別の姿に変装」したとだけ書かれています。

そして今度は、毒の櫛で女王は白雪姫を殺そうとします。ですが先と同様に、小人がタイミングよく帰ってきて、白雪姫は一命をとりとめます。

最後の3度は、百姓姿に扮し、ここで毒リンゴをもって小人の家を訪ねます。当然ながら、これも失敗に終わります。毒リンゴを食べた後の復活方法に関しては以下記事もどうぞ。

<記事>【白雪姫】原作にキスシーンはなし!白雪姫は別の方法で復活!?キスはディズニーのオリジナルだった

ちなみにグリム童話の初版以外だと、じぶんの顔を黒くぬって年よりの小間物屋のような着物を着た変装、2度目におばあさんに変装するなど、その描写に修正が加えられています。

継母ではなく実母だった

ディズニー映画『白雪姫』(1937)では、ご存知のとおり女王は継母という設定で、血のつながりはありません。

これに対し、1812年に出版された原作『グリム童話』初版では、女王(妃)は継母でなく実の母親。ただし、実母という設定は、あくまでグリム童話の初版のみ。『グリム童話』第2版以降では、ディズニー版と同じく継母となっています。第2版では、白雪姫の母親は白雪姫を産むと同時に死んでしまいます。

実の娘に嫉妬する母親という設定は流石にまずかったのでしょう。


最後はより残酷

女王の最後もディズニー版と原作では大きく異なります。原作版の方がより残酷です。

ディズニー版だと、おばあさんに扮した女王は最後、雷の落ちた崖とともに落下し、そのままハゲタカの餌となります。

これに対し原作版だと、焼かれた鉄の上履きを履かされ、死ぬまで踊らされるといった最後になっています。

さらにいえば、これを指示したのは他でもない白雪姫です!白雪姫は、王子と晴れて結婚して女王になっています。今までの仕打ちを考えると仕方がないとも思いますが、白雪姫もかなりひどいことを思いつきます。

魔女も後付け

女王が魔女というのも後付けです。グリム初版だと魔法と使う描写は一切ありません。その後のグリム童話において、女王が毒の櫛を作る際に、「魔法」という記述が初めて出てきます。

まとめ

ディズニー版と原作の違いで、白雪姫の女王は特に多くの違いが見られます。ただ、女王が「悪」というのは一貫しています。ビバ女王!


ぶん文太

去年三十路を迎えたブロガー。彼女の影響を受けてディズニーに感化。いっそ記事にしてしまえと執筆中。スポーツ好きです。(大相撲、ボクシング、陸上など)。趣味は陸上(短距離)と相撲観戦。

0件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です