ディズニー作品には、作品によって非常にインパクトのあるシーンが用意されています。俗にいう「トラウマシーン」と呼ばれるものです。そして、『アーロと少年』にもそのトラウマなるシーンが存在します。さらにそのシーンが『ダンボ』と重なる部分があることも発見しています。
当記事では、それらを踏まえ『アーロと少年』のトラウマシーンについて詳しく解説しているので、興味のある方はどうぞ寄ってってください。
『アーロと少年』のトラウマシーン
『アーロと少年』(Pixer、2015)のトラウマシーンは、アーロと少年のスポットが出会い、その後に落ちていた木の実を食べた瞬間におとずれます。およそ物語の中盤あたりです。
このとき、アーロとスポットは徐々に目がうつろになり、お互いの顔と胴体が入れ替わる幻覚が映像に映し出されます。そして、このとき見せられる幻覚こそが、問題となるトラウマシーンです。
トラウマシーンは、互いの体が入れ替わるだけでも不気味なのに、アーロとスポットの顔もかなり強烈です。スポットはもう麻薬でもしたかのような表情ですし、アーロの顔に至っては目が複数に増えて気持ち悪いです。
原因として考えられるのは、単に酔っただけとみて捉えるが妥当です。落ちていた木の実が腐ってアルコールを含んでいたのでしょう。というよりもそれ以外に考えられません。
筆者は、最初何が起こったんだ?とキョトンとなりましたが、シーンそのものが強烈だったので、今でも脳裏にはっきりと焼き付いています。まして、小さな子供がみたらそれこそ“トラウマ”ものでしょう。ただシーンそのものは短く、そこまで不安になる必要もないのでご安心を。
『ダンボ』のトラウマシーンと同じ!?
ディズニー作品には『アーロと少年』以外にも結構な数のトラウマシーンと呼ばれるシーンがあります。そのなかでも特に『ダンボ』のトラウマシーンは、そこに至るまでの経緯が非常によく似ています。
『ダンボ』といえばご存知、大きな耳を持つゾウ「ダンボ」が登場する、ディズニーでも特に有名な作品の1つ。2019年には、ティムバートン監督が実写化したことでも話題になりました。
そして、その『ダンボ』に存在するトラウマシーンとは、ダンボと親友ティモシーが誤ってお酒を飲んでしまった幻覚を指しています。
アーロとスポット、ダンボとティモシー、ともに友達と一緒にという点、さらに“酔って”しまって見た幻覚と、そこに至るまでの経緯が見事に一致します。また、それぞれが“誤って”酔ったという部分も共通します。
ただ、幻覚内容そのものは全く別者で、似ているのはあくまでもその経緯。気になる方はDVD(ダンボ スペシャル・エディション [DVD])などで、実際に1度確認してみるとよいでしょう。
ダンボのトラウマシーンについて気になる方は以下記事をどうぞ。
記事:『ダンボ』のトラウマシーン その深層心理は?ピンクのゾウについても解説
まとめ
『アーロと少年』のトラウマシーンは、時間が短いのがせめてもの救いです。あのシーンがずっと流れるのはかなり抵抗があります。
あと、『アーロと少年』と『ダンボ』は、一見すると全く接点がなさそうに見える作品ですが、トラウマシーンに限っては驚くほど一致する部分があって、単純に面白いなと思いました。
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