『シュガー・ラッシュ』には、マリオそっくりのキャラクター「タッパー」が登場します。勘違いした方も多いかもしれませんが、ちゃんと元ネタとなるゲーム が存在します。さらに当記事では、マリオの登場についても解説しているので、気になる方はどうぞ寄ってってください。
ラルフのよき相談相手「タッパー」
ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』(2012)に登場するタッパーは、主人公ラルフのよき相談相手。普段はバーのマスターとして、ゲーム「Tappar」のなかで活動しています。声優は、日本吹替版はビアードパパも努めた辻親八 、英語版だとモーリス・ラマーシュ。
タッパーの登場シーンは少ないものの、作中、メダルがどうしても欲しかったラルフは、真っ先にタッパーに相談を持ち掛けています。このことから、ラルフがタッパーのお店に通い詰めているのは明らかで、その信頼は厚いといえます。
また、続編『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2019)でもタッパーが登場します!さらに続編では、バーでラルフとヴァネロペが一緒にいるシーンも!?
バーの落し物箱には小ネタも
タッパーの勧めで落し物箱をあさるラルフが取り出したのは、キノコ、!マーク、赤いパンツ。実はこれ、全てあるゲーム作品からの出典です。
キノコはご存知マリオから、!マークはメタルギアソリッド、そして、赤いパンツはストリートファイターのザンギエフの履くパンツです。このなかだと、メタルギアの!マークが一番分かりにくいかも。
マリオじゃない!?元ネタはゲーム「Tapper」
タッパーは、そのまなざしと口ひげがあるゲームキャラクターにそっくりです。そう、ゲーム界のカリスマ「マリオ」です。実は筆者も、タッパーを初めてみたとき恥ずかしながらマリオと勘違いしてしまいました。
ですが、タッパーは、マリオではなく完全なる別キャラです。さらにいえば、元ネタとなるゲームもきちんと存在します。マリオが世を忍ぶ仮の姿でバーを営んでいるわけではありません。
元ネタとなったゲームは、アメリカのミッドウェイがアーケードとして開発した「Tapper」(1984)(日本だとセガが販売)。現在では、いわゆるレトロゲームに位置付けられます。
ゲームは、作中同様にバーのマスターであるタッパーを操作し、次から次へとくるお客に対して、お酒を提供するといったアクションゲームです。非常にシンプルな操作で、初心者でもすぐに遊べるのが特徴。
ゲームのタッパーだと、背が高く身長もあるので、マリオでないことが一発で分かります。『シュガー・ラッシュ』が少し紛らわしく描いています。
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マリオは登場しない
残念ながら『シュガー・ラッシュ』および『シュガーラッシュ:オンライン』にマリオは登場していません。
なんでも、マリオの生みの親となる「任天堂」はむしろ出演させてほしいとディズニーサイドに依頼したみたいなのですが、「主役が奪われる」との理由で、断られています。
確かにマリオのネームバリューは世界規模ですから、言わんとすることも分からなくもありません。
ただ「マリオ」というフレーズを作中で耳にすることができます。ちょうど、フェリックスたちがラルフをのけ者にしてパーティーをしているシーンです。ラルフのインターホンを聴きつけたフェリックスが、「ああ、きっとマリオだよ、いつも遅れてくるんだよ、わざと。」と話しています。
ちなみに宿敵クッパは登場しています。気になる方は以下の記事をどうぞ。
<記事>【シュガー・ラッシュ】「悪役の会」参加14キャラ総まとめ オリジナルキャラも!?
まとめ
タッパーは、本当にマリオそっくりですが、別キャラです。元ネタのゲーム「Tapper」も見る限りでは、おもしろそうです。暇つぶしにいいかも。あと、マリオでなかったのは少し残念。
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