『アナと雪の女王』のヴィランズに驚愕! 実は物語の核心にも迫る重要事項なので、映画をまだ見てないという方は、後で読むことをおすすめします。
さらに制作当初はエルサがヴィランズだったという話についても触れているので、気になった方はどうぞ寄ってってください!
当記事では、物語の核心に迫るネタバレが含まれます。
『アナと雪の女王』のヴィランズたち
『アナと雪の女王』(2013)に登場するヴィランズには、ハンス王子とウェーゼルトン公爵の2人があげられます。
ハンス王子
―エルサを殺し、夏を取り戻せばいい
『アナと雪の女王』ハンス王子
エルサの戴冠式に招待されていたサザンアイルズ王国の第13の王子。外面が非常によく、当初はアナもそれにすっかり騙されてハンス王子こそが運命の人とすぐ結婚を誓います。あと何気に高身長(183㎝)。
ですが実際は、13人もの兄弟がいる自分が王様になりたいがためにアナに歩み寄っただけで、アナが命の危機にさらされていることを知ると、平気で見捨てたヴィランズそのもの。その後、エルサも手に掛け、自分がアレンデール王国の王になろうとも目論んでいたことも発覚します。
ちなみにハンス王子は、これまでにない、王女と愛を誓った王子が悪役という点で、ディズニー史に残るヴィランズでもあります。
ウェーゼルトン公爵
―謎に満ちた貿易の相手…お前の秘密をあばき、富を奪ってやる
『アナと雪の女王』ウェーゼルトン公爵
本作の準悪役ともいえるウェーゼルトン公爵は、貿易国のウェーゼルトン国の公爵としてエルサの戴冠式に訪れており、登場直後からアレンデール王国の「富を奪う」などヴィランズとしての一面をのぞかせています。
また、アナとエルサに出会った当初こそは愛想の良さをみせるも、エルサの魔法を見るや否や「この国は何か怪しいと思っていたんだ」と国そのものに疑念を抱いて、エルサをすぐさま敵視。その後も、ハンスの言葉を信じ込み、エルサを完全なる「敵」と見なします。
ある意味納得?エルサもヴィランズ候補だった
実は『アナと雪の女王』は、元々「エルサ」がヴィランズになる予定で制作されています。おそらく映画を見ていて、エルサがなんとなーくヴィランズっぽいのを感じ取った方も少なくないはず。
それもそのはず、原作の『雪の女王』に登場する「雪の女王」は悪役といっても遜色なく、そのモデルのエルサがヴィランズになる予定だったのはむしろ当然といえます。
記事:全く別物!『アナと雪の女王』原作との比較 違いと共通点は?
さらにいえば、制作当初はエルサとアナは姉妹という設定ではなく、エルサだけが王女という設定で話が進められています。
また、「Let It Go」を作曲したロバート・ロペス曰く、「当初のエルサは、野性的で、どこに行っても問題を起こすような設定だったものを、内気で、オールAを取るように頭が良く、さらに秘密を隠している設定にしたんだ。」と、エルサの性格に対する変更があったことも指摘しています。
ちなみに、仮にエルサがヴィランズだったとしても、最終的には打ち解けてヒーロになる予定だったみたいです。
記事:【アナと雪の女王】エルサってどんな性格? 作品から見る5つの特徴
参考サイト:シネマトゥデイ
まとめ
正直、『アナと雪の女王』のヴィランズは、これまでのディズニー作品と比べるとややインパクトに欠けている気がします。おそらく、歴代ヴィランズに比べるとやってることがやや物足りないからだと思います。外道には違いありませんが。
白雪姫の魔女は毒リンゴ、眠れる森の美女だとドラゴンになって火を吹くし、ガストンは城を襲撃などなど、こうしてみるとディズニーの悪役も大概ですね。(笑)
あと、エルサがヴィランズにならなかった一番の要因は、やはりアナと姉妹になったから? 個人的には、エルサがヴィランズにならなくてよかったです。
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